ABOUT

このWEBサイトはセミの情報を中心に扱い、鳴き声、生態写真、標本写真や説明文を掲載しています。

CONTENTS

鳴き声図鑑

同定ガイド

写真集

分類表

幼虫の生態

成虫の生態

KNOWLEDGEセミの基礎知識

セミとは

セミとは半翅目(カメムシ目)のセミ上科に属する昆虫の総称である。セミ上科にはセミ科とムカシゼミ科が含まれ、ほとんどのセミは前者に属す。ムカシゼミ科の種はほとんどが絶滅し、現生種は種のみである。また、セミ科よりも原始的で鳴くことができない。

日本産のセミ

日本のセミは、10族16属36種1亜種から成る。本州に生息するのは14種であり、過半数は南西諸島に生息する。

発音方法

セミは腹部にV字の筋肉を持ち、この筋肉を高速で伸び縮みさせ発音する。オスのセミの腹部は共鳴室という空洞になっており、音を増幅することができる。また、腹部には音に抑揚をつける役割があり、クマゼミやミンミンゼミ、ニイニイゼミなど腹部が硬い種は、腹部を上下・伸び縮みさせることで音に抑揚をつける。ヒグラシ・ツクツクボウシなど腹部が柔軟な種は、より自由に動かし 、複雑な音を出す。腹部が柔軟な種は、腹部が透けてしまうほど外骨格が薄いことが多い。

腹部が透ける様子

生活史

セミの卵は夏に産卵され、翌年の梅雨に孵化する。ニイニイゼミやヒグラシは例外的にその年の秋に孵化する。孵化した幼虫はとても小さく、地面のわずかな隙間から地中に潜る。多くのセミが梅雨に孵化するのは、雨で地面が柔らかくなるためといわれている。

木の枝への産卵

産卵跡

初令幼虫


地中に潜ったセミの幼虫は、木の根っこから養分を吸い取り、時々移動しながら数年間過ごす。地中で生活する幼虫時代は視覚を必要としないため、複眼は白く未熟だが、羽化が近づくと複眼が色づく。

まだ複眼が白い幼虫


羽化準備ができた幼虫は小さい穴をあけ、夜になるまで待機する。夜になると、穴から出て羽化を始める。


羽化は基本は夜間に行われるが、チッチゼミやエゾゼミ系、チョウセンケナガニイニイなどは昼間の羽化も多い。


羽化時期は7月中旬から8月中旬にかけてが多いが、春に出現するハルゼミや、晩秋に出現するチョウセンケナガニイニイなど種類によってさまざまである。